ホワイトニング

ホワイトニングとは

加齢などの内側からくる変色や、日頃の食事・飲み物・喫煙などの外側からくる汚れで、歯の色は少しずつ変わってきます。こうした変色や汚れは丁寧なブラッシングだけでは、なかなかきれいに落とせません。
ホワイトニングは、普段の歯磨きや歯のクリーニングなどでは落としきれないような色素を分解し、歯を白くしてくれます。
ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素や過酸化尿素です。歯の表面に付着した色素を落とすだけではなく、歯の中にある色素を内側から分解して歯自体を白く美しくします。
ホワイトニングには、歯科医院などで行う「オフィスホワイトニング」と、医師の指導に基づいて自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類の方法があります。
効果には個人差がありますが、定期的に行えば美しさを持続することができます。

当院では「ホームホワイトニング」を行なっております

ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、医院で型取りをしてマウスピースを作成し、ご自宅でマウスピースに薬剤を入れて装着するホワイトニングのことです。
個人差はありますが、1日2時間程度の装着を1~2週間行うことで歯についた着色汚れを取り除き、元々の歯の色に近づけます。

低濃度の薬剤を使用するため多少時間がかかるデメリットもありますが、その分、ご自身のペースで続けて着色汚れの少ない状態を維持することができます。

当院のホワイトニングシステム

当院では「TiON Take Home」を使用しております。

TiON Take Homeは自然で透明感のある白さが得られるホワイトニング材です。

ホームホワイトニングは医師の指導のもと患者さん自身がご自宅などで行うため、高い安全性が求められます。

比較的低濃度の過酸化尿素(10%)が含まれた材料を使用し、効果が現れるまで長期間継続することで白い歯を得られます。
治療内容 料金(税込)
上下トレー+ジェル(上下で約7回分)
33,000円
追加ジェル(上下で約7回分)
7,700円

歯の変色の原因とは?

外側からくる変色

親知らずが少し出ている場合
歯の着色は飲食によるものが多いのが現状です。
タバコはもちろん、赤ワインやコーラ、オレンジジュース、人参ジュースなど、色の濃いジュース類も歯に色をつけます。
その他、カレー、ケチャップ、チョコレートやブドウ、ブルーベリー、プルーンなどの果汁も着色しやすい食品です。また食品だけではなく、口紅も注意が必要です。
喫煙もそうですが、これらを飲食したからと言って、すぐに歯の色が変わってしまうわけではありません。
ただ長く頻繁に口にしているほど着色は進んでいきますので、注意が必要です。

内側からくる変色

加齢変化による変色
生えたての歯の象牙質は淡いクリーム色をしていますが、肌の老化と同じで新陳代謝により年々この色が濃くなってきてしまいます。
エナメル質も毎日の歯磨きや歯軋り、食事などで薄くなり内側の象牙質の色が強くなってきてしまいます。この二つの相互作用により歯の色が黄色くなってくるのです。

薬剤による変色
テトラサイクリンという抗生剤によっても象牙質の色が変色します。
永久歯の象牙質ができてくる乳児から7歳くらいの間にこの薬を長期間飲むと象牙質に色素が沈着してしまい歯の色がかなり濃くなったり歯に縞模様ができたりします。

神経を取ることによる変色
歯の神経をとってしまったり神経が死んでしまったりした場合でも象牙質が茶色に変色してきます。これは歯に栄養が行き渡らなくなったために起こる現象です。

ホワイトニングのメカニズム

STEP1

歯の色が黄色い状態
歯の中の色素が多いため、歯の色が黄色く見えている状態です。

STEP2

ホワイトニング剤を塗布
ホワイトニング剤を塗布することで、過酸化水素(または過酸化尿素)が色素を分解しはじめます。

STEP3

歯が白く美しく変身!
色素が減り、歯が白くなりました!

セラミック治療の注意事項

  • ホワイトニングの効果は永続しません。後戻り現象により徐々に色戻りが起こります。人によって効果の持続性は異なりますが、気になる方は定期的にホワイトニングを行ってください。
  • 以下の方はホワイトニングをご遠慮いただいております。
    1. 無カタラーゼ症の方
      薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素を持たないため、薬剤を誤って飲み込んだ場合、通常は分解される過酸化水素が体内に残留してしまうため提供できません。
    2. 妊婦や授乳中の方
      妊産婦に対するホワイトニングは安全性が確認されておらず提供しておりません。
    3. 重症な知覚過敏や虫歯の治療が必要な方
      知覚過敏の症状が出ている場合は治療を優先する必要があります。また、知覚過敏の症状がなくても虫歯や歯周病の方は治療を先に行います。
    4. 詰め物や被せ物の劣化による変色
      歯の詰め物・被せ物の変色はホワイトニングでは漂白できません。